NMNのマウス実験

2011年に海外の大学で行われた実験で、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)というナイアシン(ビタミンB3)から作られる成分をマウスに与えるという実験が行われました。その結果、三つの興味深い結果が出てきました。一つ目は、メスのマウスにNMNを投与したところ寿命が16%伸びたということ、二つ目は、糖尿病のマウスにNMNを一週間投与したところ血糖値が正常になったということ、三つ目は生後22ヶ月(人間にして80歳)のマウスにNMNを一週間投与したところ、細胞が生後6ヶ月(人間にして20歳)まで若返ったということです。

ナイアシン自体、糖・脂質・たんぱく質の代謝に重要なものであり、循環器系の臓器の働きを促進する働きを持つとされています。このナイアシンの一成分であるNMNは、本来私たち人間の体内で生成されるものなのですが、加齢と共に生成する能力が弱くなっていきます。そこで、NMNのマウスへの投与で驚くべき3つの効果が得られたことにより、このNMNという成分を新たに人間に投与した場合、マウスと同じく高い治癒・若返り効果を発揮できるのではないかという期待があるのです。つまりは、NMNに治療・予防のための医薬品・サプリメントとしての利用価値があるのではないかということです。